今めちゃくちゃハマってる商業BLについての記事を書こう書こうと思いながら、なんか好きな気持ちばかりが大きすぎてちゃんと作品ごとのレコメンドが書ける気がなかなかせず…。前回の更新から1か月も経ってしまいました。
なので今回はとりあえず今すっごく大好きな、その商業BL作家さんの作家名自体をお伝えしておきます。
正直なんかもう、わが人生で最高の商業BL作家さんに出会ってしまった感がある……!ほんと大好きすぎてやばい…。
その先生のお名前は、「たなと」先生です。(ふつうにめちゃくちゃ有名で人気な作家さんなんだろうけど…)
とにかく絵もストーリーもキャラクターもネームもセンスもテンポも、何もかもがパーフェクトに好き…最高…自分の心に”パーフェクトフィット”……
なんでこんなすごいマンガが描けるんだろう???
平凡な個々人の人生を緻密に詳細に、だけど軽妙にやさしく描くことで、気づいたらものすごい立体感とドラマ性とエモさと、そしてずっしりとあたたかい静謐さが浮かび上がってくるこの感じ…、、いったいどうなってるんだろう??こんな淡く繊細かつ大胆に色鮮やかで、どすっと重厚かつふんわりと軽いタペストリー、いったいどうやって織り上げるの??
てかキャラがみんな魅力的すぎる!愛おしすぎる!
そしてエロが絶妙に最高のエロすぎる!
…ほんと参りました。
私が商業BLを読んでいないうちにこんなすごい作家さんが現れて大活躍されてたんですね…。
最初電子書籍で試し読みしてどんどん引き込まれ、気づいたら電子書籍でたなと先生の作品をすべて買い揃え、さらには紙の本が欲しくてたまらなくなり紙の本も全部揃え…。
紙の本を揃えてからはもう毎日何度も読み返し。
ここまでマンガに夢中になれたのは久しぶりで、なんだかそのこと自体もうれしいです。素晴らしい作品、素晴らしい才能に感謝…!
あと…作品の秀逸さ面白さに加えて、たなと先生の感覚や価値観の軽やかさ爽やかさ、その気持ちよさ、というのがあって。…これって今の時代だから、というのもあるのかな。
BL作品(JUNEとかやおいと呼ばれていたものも含めて)における男性同士の愛の行きつく先が、死であったり特別な成功であったり男女関係の焼き直しのようなものであったり二人だけの閉じられた世界だったり…というのがこれまでけっこう多かった気がするけど、たなと先生の作品の中で男性同士のカップルが行きつく先はあくまでなんてことないフラットな「日常」なんですよね。
また、BL作品とはいえ恋愛がすべてではなく、登場人物にとっての恋愛はあくまでも生活や人生の中の大事な要素の一つ、のように描かれていて。そもそも恋愛関係にあるはずの二人の間にある感情が、恋愛感情中心というわけでもなく、強い友情や信愛や人としてのリスペクト感情に基づいている、考えようによってはむしろそっちの比重のほうが大きいようにも感じられたり。
…それがとても心地良いし、そしてそれが逆にとても鮮烈でドラマティックなものに感じられるんです。
なんというか、読むたびに自分の心に爽やかな風が吹いてくるんですよね…。それがエロエロにエロなエロ作品であっても。
こういうBLがずっと読みたかったんだよな…きっと私は。
うーーん、ここでなんとか筆を尽くしてたなと先生のすばらしさを語りたいところなんですが、とにかく好きすぎて自分の文章力のなさに悲しくなって、うまく書くことができない…。
またこれから作品ごとに記事にしてじっくりご紹介していこうと思います。
ほんとにどの作品もめちゃくちゃ素晴らしいのでぜひ読んでみていただきたいですし、たなと先生のBL作品がどんどん売れて、これからも先生がどんどんBL作品を描いていってくださることを切望しているというか、、、いや欲望しています。
コロナ禍だけでなくまあ人生いろいろあるけど、よきBLは生きる糧、生きるよすがだなあ…
なんかほんとありがとうございます…
後ほど別記事にするけど、とりあえず単行本↓