コロナ禍と商業BLと救い

ブログを更新しないまま、なんかいつの間にか月日が経ってしまってました…

去年から始まったコロナ禍、この1年ちょっとで私にもいろいろなことがあり…

2020年の3月に実家の父親が病気で倒れ、入院と自宅療養ののちに今年の始めに亡くなりました。父の死自体は新型コロナによるものだったわけではありませんが、コロナ禍でなければ、と思うようなことがたくさんありました。正直くやしいです。

人生でほぼ初めての、とても身近な愛する人の死でした。

思えば父のことにしろ新型コロナにしろ、ひたすら人の死におびえ、人の死に向き合わされてきた1年ちょっとでした。(ちなみに今年、伯母がまさに新型コロナによって命を失いました)

そして父の死と並べて語るようなことではありませんが、それでもオタクとしては大きな出来事だったのが、この3年間何よりも大好きでめちゃくちゃハマっていた男性アイドルが昨年末に結婚したことです。アイドルにハマるのが初めてだったので、彼が結婚して自分がどう感じるのか、ファンを続けるのかどうかも想像もできていなかったんですが、結論私の場合は一気に気持ちが無くなってしまいました。

それにより、突然無趣味の人となってしまったのです。

コロナ禍で友達と遊ぶこともできず、今やオタクとしても特別夢中なものがなく、漫然と日々を過ごす一人暮らしの独身中年女性…。

なんとなくこのままオタクとして枯れてしまうのではないか、という不安はありつつ、まあ生活自体は淡々と楽しいのでこれはこれでいいのかな、と思っていたのですが…、

ある日、電子書籍で、久しぶりに商業BLに手を出してみたんです。

…めちゃくちゃ萌えました。いやもう今めっちゃ、萌えてる。

私はまったくもってオタクであり腐女子でした。枯れてなどいなかった。

ザ・商業BLって感じのがっつりした商業BLを読むのはもう8年ぶりくらい(ここ数年、二次創作のほうにハマっていたので)なんですが、いやすごいですね。なんか心がとても救われるような思いがしましたし、自分の心臓がどくどくと脈打ちキュウキュウと苦しむ感覚を久しぶりにありありと実感できました。生きてるやん私…。

私がこんなふうに商業BLにハマるのは人生二度目であり、東日本大震災の時以来なのです。あの頃も震災のストレスから救ってくれたのが商業BLだったなあ。

じっさい、編集者の友人からも「震災のあとBLの電子書籍がすごく売れた。みんなストレスを感じてるからだと思う」と聞きました。

男性同士の関係性、ときめきや切なさ、心の結びつき、というのだけではなく、結局のところ「エロ」に救われる何かが確実にあるなあとも今回あらためて感じました。

エロの力ってほんとにすごい。理性を破壊し精神を抱擁してくれる。善悪などなく、すべてを抱きとめてくれる。

ほんとに、ほんとに商業BLって癒しだし救いなんだな…

素晴らしい作品を生み出してくださってる作家様たちにほんと感謝です。

ずっとさぼっていましたが、読んでくださる方がいるか分かりませんが、このブログでもまた大好きな作品についてご紹介したりしていきたいと思います。

(というか萌えすぎてつらいのに語れる相手がいないので、ここに吐き出したいだけなのかも)

というわけで、それではまた!

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